iDeCoと企業型DC、何が違うの?


はいさい!ブログ担当のuma(ゆーま)です!

突然ですが、みなさん「老後のお金」のこと、考えたことはありますか?

「人生100年時代」と言われる今、将来のために何か準備しなきゃな〜と思っている方も多いのではないでしょうか。

テレビやネットで「iDeCo(イデコ)」や「企業型DC」という言葉を耳にする機会も増えましたが、「なんだか難しそう…」「自分にはどっちがいいのか分からない…」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、沖縄県内の企業の経営者さま、そして働く従業員のみなさまへ向けて、「iDeCo」と「企業型DC」の違いについて、わかりやすく解説します! この記事を読めば、あなたにピッタリの制度が見えてくるはずですよ♪

【結論】iDeCoと企業型DC、一番の違いは?

一言でいうと、こんな違いがあります。

  • iDeCo(個人型確定拠出年金)「じぶん」で入る、じぶん年金
  • 企業型DC(企業型確定拠出年金)「会社」が導入する、退職金制度のひとつ

もう少し詳しく、下の表で比べてみましょう!

項目iDeCo(個人型)企業型DC(企業型)
誰が加入する?個人(会社員、自営業、主婦など)会社の従業員(役員も含む)
誰が掛金を出す?自分会社(※)
どうやって入る?自分で金融機関を選んで申し込む会社が手続き。従業員は簡単!
手数料は誰が払う?自分会社が負担する。

(※)企業型DCには、従業員の給与から掛金を天引きして積み立てる「選択制」という制度もあります。

つまり、iDeCoは自分でコツコツ積み立てる「貯金箱」、企業型DCは会社が用意してくれる「退職金用の貯金箱」のようなイメージですね!

もっと詳しく!それぞれのメリット・デメリット

では、経営者と従業員、それぞれの立場から見たメリット・デメリットを深掘りしていきましょう。

iDeCo(個人型)のメリット・デメリット

【メリット】

  • 税金がとってもおトク!
    • 掛金が全額所得控除:毎年の所得税や住民税が安くなります。
    • 運用益が非課税:通常、投資で出た利益には約20%の税金がかかりますが、それがゼロに!
    • 受け取るときも控除あり:退職所得控除や公的年金等控除が使えます。
  • 転職・離職しても持ち運べる(ポータビリティ):自分の年金資産なので、職場が変わっても続けられます。

【デメリット】

  • 原則60歳まで引き出せない:老後資金のための制度なので、途中で解約はできません。
  • 手数料は自己負担:口座開設や月々の管理手数料がかかります。
  • 自分で手続き・運用判断が必要:金融機関選びから商品の選択まで、自分で行う必要があります。

企業型DC(企業型)のメリット・デメリット

【経営者のメリット】

  • 掛金は全額「損金」に!:会社の経費として計上できるため、法人税の節税につながります。
  • 福利厚生の充実で人材確保・定着:魅力的な退職金制度は、従業員の満足度を高め、採用活動でも大きなアピールポイントになります。
  • 社会保険料の負担が増えない:掛金は給与ではないため、会社と従業員の社会保険料の負担は増えません。

【従業員のメリット】

  • 自己負担なしで資産形成!:会社が掛金を負担してくれるので、お給料から天引きされることなく、将来のためのお金を貯められます。
  • iDeCoと同じ税制優遇:運用で出た利益は非課税、受け取るときも控除が受けられます。
  • 手続きがラク:会社が手続きを進めてくれるので、個人で始めるより手間がかかりません。
  • ポータビリティについての説明はこちらをご覧ください。

【経営者・従業員共通のデメリット】

  • 原則60歳まで引き出せない:iDeCoと同じく、老後のための資金です。
  • 運用は自己責任:運用結果によっては、元本割れのリスクもあります。 そのため、会社には従業員への投資教育を行う努力義務があります。
  • (経営者)制度の運営コストがかかる:導入時や毎月の運営に費用や事務手続きが発生します。
  • (従業員)会社が導入しないと加入できない:従業員が「入りたい!」と思っても、会社が制度を導入していなければ利用できません。

【沖縄の企業さまへ】当会のうまんちゅ応援プランがあります!

「企業型DC、うちみたいな小さな会社でも導入できるのかな…?」

「運営コストや手続きが大変そう…」

そんな経営者のみなさま、ご安心ください!

私たち沖縄県農林水産団体共済会は、沖縄県内の企業のみなさまを応援するため、企業型確定初出年金「うまんちゅ応援プランをご用意しています。

実は私たち、昭和34年(1959年)から65年以上にわたって、沖縄の農林水産業の団体や企業で働くみなさまの退職金共済事業を担ってきました。 いわば、沖縄の企業の福利厚生を支えてきたプロフェッショナルです。

そんな私たちが、時代の変化と「人生100年時代」の到来を受け、これまでの「特定退職金共済」に加えて、県内企業の従業員のさらなる資産形成をサポートしたいという想いから、この企業型DC事業をスタートしました。 なんと、特定退職金共済団体が運営管理機関となるのは、全国で初めてのことなんですよ!

うまんちゅ応援プラン3つの特長

  1. 従業員1名から導入OK!大手金融機関では難しい少人数での導入も可能です。 これまで導入を諦めていた小規模な企業さまでも、安心してスタートできます。
  2. 非営利法人だからできる「加入者ファースト」の運営私たちは利益を追求する組織ではありません。 そのため、中立的な立場で、本当に従業員のためになる低コストで質の高いプランをご提案できます。
  3. 導入から運営まで、まるっとサポート!制度設計や規約の申請、従業員への説明会など、専門知識が必要な部分も、私たちがワンストップでサポートします。 記録管理業務などは、業界大手のSBIベネフィット・システムズと協業しているので、システムの面でも安心です。

まとめ:未来のために、今できることを始めませんか?

iDeCoと企業型DC、それぞれの違い、ご理解いただけましたでしょうか?

  • 個人でコツコツ始めたい方、自営業の方iDeCoが向いているかもしれません。
  • 会社の福利厚生として従業員の未来を応援したい経営者の方、そして自己負担なく将来の資産を築きたい従業員の方には、企業型DCが強力な選択肢になります。

【経営者のみなさまへ】

従業員が安心して長く働ける環境づくりは、会社の成長に不可欠です。福利厚生の充実が、優秀な人材の確保と定着につながります。「うまんちゅ応援プラン」で、従業員の未来と会社の未来を一緒に築いていきませんか?

【従業員のみなさまへ】

まずは、ご自身の会社の退職金制度を確認してみましょう。もし企業型DCが導入されていなければ、この記事をきっかけに、社長に「こんな制度があるみたいですよ!」と提案してみるのも良いかもしれませんね。

私たち沖縄県農林水産団体共済会は、沖縄で働くすべてのみなさま(うまんちゅ)を応援しています。

「もっと詳しく話を聞いてみたい」「うちの会社でも導入できるか相談したい」など、どんな些細なことでも構いません。どうぞお気軽にお問い合わせください!


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公益社団法人 沖縄県農林水産団体共済会
担当:比嘉(ヒガ)
電話番号:098-831-5316

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